サン・ルイス歴史地区

São Luís do Maranhão

遺産名:Historic Centre of São Luís
場所: マラニョン州サン・ルイス
登録区分:文化遺産
登録年:1997年
アクセス:サン・パウロ、リオ・デ・ジャネイロ、ブラジリアから直行便フライト有り。

サン・ルイスは、ブラジル北東部マラニョン州の州都で、大西洋に面したサン・マルコス湾に浮かぶサン・ルイス島北岸に位置し、ブラジルで唯一ポルトガルではなく、フランスによって建設された州都でフランス国王ルイ13世の名前にちなんで命名されました。

1615年にフランスに変わり、ポルトガル人が占領すると、17世紀後半から19世紀にかけてサトウキビ、カカオ、タバコや後には綿の輸出などで繁栄します。大農園の経営で富みを得たポルトガル人たちは競って立派な邸宅を建て、正面の壁をヨーロッパの美しい陶磁器のカラー・タイルで飾り、バルコニーには鉄細工を施し、彫刻のある木製の扉、中庭には敷石を敷き詰めました。

その繁栄も長く続かず、19世紀後半に農業が下火となると街の勢いも衰えて、衰退の一途をたどり、建物も朽ち果てていきますが、1980年代にこの街出身のジョゼ・サルネイが大統領となると、旧市街の復旧が盛んに進められ、フランスの影響を色濃く残した独特の街並みやポルトガル人が建てた植民地建築が復活します。また暑さ、湿気から守るための陶磁器タイルで外壁が覆われていることから、「タイルの街」とも呼ばれています。

登録された歴史地区は2.5km ²と広範囲に及び、要塞や大聖堂などの歴史的建造物や、碁盤目状の美しい町並みを特徴とするイベリア式の植民地風建築が数多く見ることができます。歴史地区となる旧市街には、ブラジルでは珍しいビザンチン様式のデステーロ教会(1618年~1641年建造)、市内で唯一のゴシック建築のセー教会(1629年建造)、マラニョン州庁舎(ライオン宮殿 1766年建造)などの見事なコロニアル建築が並んでいます。

サン・ルイスは、アフリカ系ブラジル人の踊りタンボル・デ・クリオウラや、北部及び北東部ブラジルで行われるブンバ・メウ・ボイの祭りでも有名です。


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