ブラジリア

00601 (Dylan Passmore)

遺産名:Brazilia
場所:連邦直轄区
登録区分:文化遺産
登録年:1987年
アクセス:ブラジル各地からフライト・バス有り

ブラジリアは、ブラジル中部の中央高原に計画的に建設された人口都市で、ブラジル連邦共和国の首都。人口は約250万人。何もなかった内陸部の高原に造られた完全な人工都市で、1950年代、「50年の進歩を5年で」のスローガンを掲げたジュセリーノ・クビチェックは、新首都建設で内陸部の開発とそれによる国土の均衡的発展を企図し、正式に新都市の建設と遷都を発表しました。

パイロット・プランと呼ばれるブラジリアの都市計画は、ブラジル建築界の巨匠ルシオ・コスタ、設計はニューヨークの国連ビルを設計した有名な建築家のオスカー・ニーマイヤー、景観設計家のロベルト・ブルレ・マルクスを中心としてプロジェクトを進めました。

設計の基本コンセプトは東西方向に走る全長9.75kmのモニュメンタル大通りと、南北方向に延びる延長14.3kmのロドヴィアリオ大通りです。飛行機の胴体部分は政府・行政関係を集め、その先端部分には三権広場があり、そこには国会議事堂、幾何学的なデザインの大統領府、連邦最高裁判所があります。飛行機の翼には東西にホテルや住宅群が伸びています。

伝統から離れた合理性と装飾を排すことがモットーのル・コルビジェの指導を受けた、オスカー・ニーマイヤーの建築物は斬新、大胆で創造性に富み、また飛行機の羽を広げた形の中心部や、近未来的な国会議事堂、大聖堂など、パイロット・プランとともに歴史上類を見ない都市計画のユニークなモデル都市として世界的な注目を浴びます。

1987年に新首都建設「0」から街を作るという人類史上大規模なプロジェクトは、40年未満と歴史の浅い若い都市として異例のユネスコ世界遺産へと登録されました。


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